投資信託とは?

投資信託(ファンド)」とは、一言で言えば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。

「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき、専門家が行います。

 

投資信託の運用成績は、市場環境などによって変動します。

投資信託の購入後に、投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもあります。

このように、投資信託の運用によって生じた損益は、それぞれの投資額に応じて投資家に帰属します。

 

つまり、投資信託は元本が保証されている金融商品ではありません。

この点は銀行の預金などとは違うので、注意が必要です。

 

通常、株式投資や債券投資には、ある程度まとまった資金が必要となります。

しかし投資信託であれば、1万円程度から手軽に始めることができます。

 

投資信託には次の4つのメリットがあります。

  • 少額から購入できる
  • 株式や債券などに分散して投資できる
  • 専門家により運用される
  • 高い透明性がある

 

『卵は一つの籠に盛るな』これは資産運用に関することわざの一つです。

全ての卵を一つの籠に盛っていた場合、その籠を落とすと全ての卵が割れてしまいますが、いくつかの籠に分けて盛っていれば、籠の一つを落としても全ての卵を割ってしまう事は避けられる、という教えです。

つまり、資産運用で大切なのは、「投資先や投資時期などを分散させること」なのです。

 

そして、出来る限りリスクを小さくするためには、次のような方法があります。

  • 資産の分散

資金を一つの金融資産にまとめて投資せず、様々な種類に分散して投資する。

市場は短期間で見ると一時的要因で大きく変動することがありますが、長期間で見ると、この変動のリスクが小さくなる傾向があります。

  • 時間の分散

一度に全額を投資するのではなく、何回かに分けて投資したり、毎月一定額を積み立てるなどの方法で購入時期を分散させることにより、購入価格を抑える効果が期待できます。