不動産投資のデメリット!


一般的な資産運用として、株やJ-REITなどの「主に価格変動の差益を期待する資産運用」と、定期預金や国債などの「元本に対する利息を受け取る資産運用」の2つがあります。

株やJ-REITは変動性が高いことが特徴で、短期的に大きな利益を求めることができる反面、元本を損失してしまう可能性がある商品です。

一方、定期預金や国債では、一定の保証があるため元本の安全性は高いものの、金利が低く、高い収益を求めることができません。

 

しかし、この2つ以外に、リスクを抑えて安定した収益を求めることができる、バランスの取れた資産運用として、「不動産投資」というものがあります。

 

一般的な不動産オーナーになり、賃料収入を得る不動産投資は、株やJ-REITなどに比べ、収益を安定的に獲得できるとされている資産運用ですが、一般的な不動産投資には大きなデメリットが4つあります。

 

  • 初期投資が高額

不動産の購入には数千万円から数億円の資金が必要となるため、金融機関から借入が必要となる場合があります。

また、購入する不動産の選定は自分で行い、仲介業者と連携し、売主と価格や条件に付いて交渉するなどの活動を経て、対象となる不動産を購入することから始まります。

 

  • 管理が面倒

不動産の取得後は、賃借人の募集や賃料の集金、公共料金や固定資産税の支払い、建物の修繕や清掃など、不動産の価値を維持するために適切に管理をする必要があります。

管理を業者に委託することも出来ますが、その分の委託料も発生します。

また、想定外の修繕や改良などが必要となる場合、さらに投資が必要になります。

 

  • 現金化がしにくい

不動産を売却する際は、改めて自分で仲介業者と連携し、買主との相対取引を経て、現金化することになるため、相当な期間を有します。

 

  • 不動産の価格変動

不動産は個別性が強く、株式やJ-REITに比べて狭い市場の中で価格が決まるため、購入した以上の価格で売却することが困難となります。

 

このように、元本の安全性と高い収益性を求めることができる不動産投資でも、様々なデメリットがあるんですね!